うきうき看護師Life★

現役看護師の仕事についてや日常をお届けします。

看護師エピソード〜デスカンファレンス〜

私が体験したデスカンファレンス

 

私が1年目で業務を覚えて

フォローの先輩もつかずに

一人立ちした初日の話。

 

朝の部屋回りで検温をする

1人目の患者さんで事件発生!

 

いつも体動の激しい

おばあちゃんだったのだが、

部屋に行くと…

「あれ?今日は寝てるのかな動いてない。」

違和感を覚えつつそばに行くと

呼吸停止していた。

 

「どうしよう。とにかく人を呼ばなきゃ。」

緊急コールをすぐに鳴らさないといけない事は

分かっていてもパニックになって

どう対応すればいいのか分からなかった

 

その時私は一番ダメな事をしてしまった。

 

その場から離れて、走って

ナースステーションまで行って

先輩を呼んだ。

それがその時の私の精一杯。

 

そのまま緊急処置をしたが、

その患者さんは亡くなった。

 

その後散々、その場を離れたことや

救急処置中もパニックで対応が

あまり出来なかった事を先輩に指導され、

怒られた辛い一日だった。

 

この患者さんについて後日

デスカンファレンスが行われることになり

私は資料をつくり発表に備えて準備をした。

 

そのときのデスカンファレンスは

公開処刑!!

指導だとは分かっていても、

出てくる意見はすべて

私のダメだった事ばかり。

皆に責められていた気分だった。

 

その出来事から数年たった今では、

凄くいい経験だったと思える。

看護師をしていて急変はいつ起こるか

分からないけど、

絶対に避けられない事だから。

 

先輩たちの意見を聞いたり、

その状況を振り返る事で

たくさんの学びを得る事が出来た

 

その後何度も急変対応しているけど、

未だに怖いし毎回反省点が出てくる

でも確実に成長している。

 

同じように失敗してる看護師さんがいたら

一緒に乗り越えて行こうって伝えたい。